ExpressVPNアプリのシンプルなインターフェースの裏側では、日々様々なことが進められています。弊社はユーザーの体験を向上させるべく、常にネットワークを改善し続けていますが、ユーザーがすぐに気付かないこともあります。
しかし、今回のアップデートは一味違います。
1Gbpsのサーバーを、世界各地にある新しい10Gbpsのサーバーに置き替えています。それによって、以下のようなことが期待できます。
- より高速化
- より信頼性の高い接続
- より頻繁なネットワーク改善
詳しくご説明していきます。
10Gbpsがより優れたVPN体験を実現する理由
VPNサービスに接続するとき、実際はVPNサーバーに接続しています。VPNサーバーは、お使いのアプリやウェブサイトとの間でやり取りされるインターネットトラフィックを、暗号化や復号化する物理的なハードウェアです。
1台のVPNサーバーは、複数のユーザーからのトラフィックを処理しなければならないうえ、それぞれのユーザーは絶えず要求を変えています。そのため、帯域幅がとても重要なのです。帯域幅とは、1台のサーバーが1秒間に送信できるデータの総量です。新しいサーバーでは10Gbps、つまり1秒間に10ギガビット(100億ビット)送信できます。
帯域幅を増やしたからといって、それだけで速度が速くなるわけではありません。帯域幅の増加は、高速道路に車線を追加するようなものです。高速道路が広くなったからといって、軽自動車がフェラーリに変わるわけではありませんが、複数の車が同時に走行できるようになったことで、みんながより速く走れるようになるのです。
同様に、10Gbpsサーバーは、より多くのトラフィックを、より少ない混雑状態で処理できるため、より良い速度が得られるのです。初期テストのアップデート結果として、すでに40~50%のダウンロード速度の向上を実感しているユーザーもいます。
より優れたハードウェアなら、Lightwayを使うことでパフォーマンス向上を実現可能
弊社は速度を重視して、独自の次世代VPNプロトコル「Lightway」を開発しました。しかしLightwayが動作するハードウェアと同程度の速度しか出ません。
10Gbpsのネットワークカードとサーバーあたりのコア(処理装置)の数を増やすことで、驚異的な速度に到達するために設計されたLightwayに必要なハードウェアを、ついに提供できるようになりました。
コア数が増えると、サービス品質も向上
今回のアップデートは、VPNサーバーの台数を増やすことではありません。VPNサーバーの数は、サービス品質を示す指標として用いられることがありますが、サーバー総数にあまり意味がないことは、以前から知られていました。どのプロバイダでも、安価で時代遅れなサーバーネットワークを構築できますが、それではより良い体験を提供することはできません。
実のところ、サーバーの質は量よりもはるかに重要です。優れたVPN体験は、帯域幅、ハードウェア、ソフトウェア、その他の要素が複雑に絡み合うことで決まります。そのひとつがコアの数で、今回のアップデートで飛躍的に増加しました。これまでのサーバーは1台あたり4コアタイプが多かったのですが、新しいサーバーは1台あたり20~32コアになっています。
この処理能力の大幅な向上により、同じリソースを共有するユーザーの数は大幅に減少します。つまり、接続が途切れることが少なく、より信頼性の高い接続が可能になり、それぞれのユーザーはより快適な体験を得られるのです。
より速い革新をもたらす優れたサーバー
しかし、この新しいサーバーのアップデートは、単にユーザー体験を向上させるだけではありません。
帯域幅と処理能力の向上により、エンジニアがネットワークの改善テストを行うためのスペースを、より多く確保できます。より迅速な技術革新は、より迅速なアップデートを意味し、将来的にはユーザーにさらに高品質なサービス提供を可能にします。
このアップデートが適用されるのはいつ?
すでに始まっています!現在までに、全世界の帯域幅の70%以上に相当する、最も需要の高い24ヶ国のサーバーをアップデートしました。今後数ヶ月間、このアップデードを続けて、できるだけ多くの場所に新サーバーを設置することを目指しています。
ExpressVPNアプリで表示される各サーバーロケーションは、1つのサーバーではなく、一緒に動作するサーバーのクラスターであることにご注意ください。弊社が古いサーバーを削除することもありますが、世界105ヶ国の人気ロケーションを幅広く用意しており、ユーザーはこれまでと同様に選択肢を多く持てます。
以前と変わらないプライバシー保護が可能な新ハードウェア
ハードウェアは変わっても、弊社のプライバシー保護への取り組みは変わりません。新しいサーバーには、以下のような基本的なプライバシー保護が施されています。
- TrustedServer:100%ロムのみのサーバー技術で、再起動ごとに自己消去されます
- プライベートDNS:第三者を遮断し、漏洩を防ぐ暗号化されたDNSリクエスト
- アクティビティログなし、接続ログなし:PwCのセキュリティ専門家が独自に監査した厳格なプライバシーポリシー
新サーバーへのアップデートにより、これまでと同様の世界レベルのプライバシー保護のメリットを、より速く、より確実に提供していきます。
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